ユーザーが要求仕様書(RFP)の作成で
主体性を失ったことにある。
(中略)
そこで
ITベンダーに一切を任せる企業が出てきた。
アウトソーシングに踏み切る企業である。
だが、そうしたことが
「最悪の事態を招く」
「IT産業 崩壊の危機」より
これは、非常に難しい問題です。
なぜなら、要求仕様書を作るのは、
かなりにハードで高度な仕事だからです。
ITに精通せず、かつ他のテーマを抱えたままのユーザーの担当者には、
単独で行うのはまず無理と考えるべきでしょう。
そこで、代理人としての弊社などの出番があるのですが、
本書ではアウトソーシングの弊害を述べた後で、こう主張しています。
「情報システムはユーザーにとってビジネスの仕組みの一部である。
本当に構築方法を知らなくて、ビジネスを推進できるというのだろうか。」
実はこの言葉の中にも、この困難な状況を乗り切る鍵があります。ITを
「ビジネスの仕組みの一部」
ではなく
「ビジネスと一体」
であると考えることです。
「一部」であれば「一部」に過ぎず、他の何かでもカバーできそうです。
現実にはそうでないとうことは、
明らかに「一体」であるということです。
・・・
私がアンダーラインを引く理由のひとつ。
何か問題を抱えたり新しい着想が欲しいとき、過去に読んだ本を開き、ヒントを探すためです。
「我々の直面する重要な問題は、それをつくった時と同じ考えのレベルで解決することはできない」
七つの習慣 より。
弊社(私)にとっても、パラダイムの転換が必要なときが来ているということでしょう。