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文字は人なり

啓

スタッフ∩∪です。社長の牧野にブログを毎日書くことをけしかけた身として、私も何か新しい習慣を作らないとな、と思い、(このIT時代にもかかわらず)「文字の練習」を始めることにしました。

毎朝、30分程度ボールペンでひらすら文字の視写を行うというものです。今回は、視写の効能は置いといてなぜ私がこれを始めたのかを綴りたいと思います。

まず、エピソードをひとつあげたいと思います。将棋界(先日のNHKトップランナーでも特集されていましたね)に、渡辺明竜王という人がいます。彼は、20歳で竜王というタイトルを得るという快挙を成し遂げました。功績はおいといて、あることで彼は(もちろん愛を込めて)叩かれ(馬鹿にされ)ました。

それは、前タイトル保持者との対局前に扇子に書く「文字」においてです。素人目にも見て、まさに小学校の壁に貼ってある習字レベルです。「竜王」という最高峰のタイトルの保持者(挑戦者)の字が下手では格好がつかないということです。

# その後、彼は相当字の練習をして、今では風格が出てきたようです。

こんなことは欧米ではありえないことだと思います。たかが文字、されど文字、まさに文字は人なり

さて、私が研修業務を行っていた頃、一番意識していたのは「」です。というのは、日本においては、明確な「大人になる」という儀式はなく(成人式がそれを担っているとは到底思えません)、家庭や共同体(=ガキ大将グループ、町内会など)によって「躾られる」ことによって、徐々に大人になっていくというアナログなものだったと思います。

# さらに昔には、「元服」というデジタル(0=子供、1=元服後の大人)な境界線があったと思います。

しかし、その「躾」がされなくなっている現代では、そのコストを支払わなくてはならないのが企業です。具体的に言うと、所謂「新入社員研修」がそれに当たるわけです。つまり社会人になってはじめて大人になる、学生時代はモラトリアムで好き放題みたいなモデルなわけですね。と偉そうなこと言っていますが、すべて自嘲でもあります。自分が研修を行う身になってはじめて実感したことばかりです。。。

と、本題からだいぶ離れてきましたが、私は、日本における、アナログな大人への過程を作る躾のためのひとつのツールのひとつが「文字」だと思うのです。「習字」ですね。ただのコミュニケーションツールとしての「文字」以上の。

まだ定量的な分析はできていませんが、自分でこの「文字の練習」を通して、何か実感できることがあればいいなと思います。

ちなみに上の文字「啓」は、私の名前の一部なのですが、有名な(ビールのCMなどでもおなじみ)書道家・石飛博光先生に書いていただいたものです。「啓」という字はバランスが難しい字なので、これを手本にしたいと思います。

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